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"books" Archive ...

April 13, 2006

ダヤン

物凄く良い内容なのにいつの間にか廃版にされちゃう本ってあるのですよね。単に売れないから?まぁ良書に限って売れないという事実もあるでしょうけど、何かもっと大きな裏があるような気がしてならない・・・。以前、文部省の元官僚の女性に直に聞いたのですけど、やっぱ検閲ってあるらしいですよ。多分今の日本では最初から出版させないなんて出来ない筈。だから徐々に徐々に出版社に何らかの形で圧力を掛けていく、のじゃないかな?で、なるべく歴史から消え去る方向に持って行く。

例えば羽仁五郎の本なんて、もうどの書店にも置いてない。置いてないのではなく出版されていない、が正しいかな。社会主義がへたれたからではないでしょう。だって学術的にはそんなの関係ない。多分あの人が書いた「文部省廃止論」が決定打だったのでしょう。他にも社会主義関係で知らぬうちに消された本は数知れない。

それからこれも聞いた話なのですけど世界的に危険図書の一覧とか存在しているようです。公序良俗に反するとかそれを読むと犯罪の元になるとか、そんなレベルのものではありません。例えば日本の作家では鈴木大拙とかが入っているらしいです。要するに真実に近づき過ぎてしまった内容、を持つ本です。勿論、真実なんて誰も知りませんよ。でも真実には真実の匂いがある。それが濃厚な程、嘘で固めた権力サイドは恐れるのです。メジャーな哲学者の著作が消えることはないですよ。だいち難解な哲学書の場合、それを理解出来る権力サイドは殆どいない(笑)。でも真実に物凄く近づいた本が必ずしもメジャーとは限らないし、しかも物語だったら比較的分かりやすい。そういった中で目立ってしまった本が真っ先に消されて行く運命にあるのかな?

例えば以前このブログで紹介したオラフ・スティープルドンの「オッド・ジョン」。単なるSFの筈なのだけど、しかも凄く面白いのに、かなり入手困難です(洋書なら入手出来ます "Odd John")。あるいはミルチア・エリアーデの「ダヤン」。こちらもかなり面白い。でもいつの間にか手に入らなくなってしまった(全集に入っています 「エリアーデ幻想小説全集〈3〉1974‐1982」)。どちらも単なる物語ですよ。ただし、読んで貰えば判るのですが真実の匂いがプンプンするんですよ。若い人だったら多分頭をガンとやられる筈です。で、世界にはその真実の匂いを怖がる人達って物凄く沢山いるんですよ。

検閲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E9%96%B2

妄想かな?でもこの世の中、こちらがついつい妄想をしなければいけない程嫌な動きをしてくれる・・・というのも確かなことです。

February 12, 2006

英文法 性善説・性悪説



英文法に関する議論、色々ありますね。上に挙げた二冊の本、自分が最近読んだお薦めです。でもタイトルはまさに正反対の「ハートで感じる英文法」と「理屈でわかる英文法」です。前者は英語をもっと感覚的につかもう、後者はきちっと理屈を理解すれば英語はわかる、の立場です。面白いですね。どちらも学校では教えてくれなかった部分をわかり易く説明している良書ですよ。なのにタイトルはまったく逆。まぁ、文法の是非、見えないところでずっと議論されているのです。驚くことに本屋に行けば「英語は勉強するな」と言い切ってる本さえありますからね。

でも思うに、実はこれって英文法自体の性善説、性悪説じゃなくて、著者が読者をどう捉えているかの性善説、性悪説なのですよ。英語は文法ではないとする側は読者がもうある程度文法を知っているという「読者は善」説に立っている。一方、英語の文法は大切側は、読者は文法を知らないという「読者は悪」説の立場になるわけです。だから前者は「文法はもう二の次でいいでしょ」となり、後者は「もうちょい文法を知ったほうが良いよ」ということになる。で、自分の考えを言わせてもらうと、読者という言葉をその通りの言葉と限定して実際にそれを買って読む人とするならば、当然勉強しようという意志があるのだからその時点で前者(読者善説)は正しい。でも、もし読者をもっと幅広く殆どの日本人と捉えるならば、多分、いやまぎれもなく後者(読者悪説)が正しい。

まず最初に言っておきますが、文法は知っていて当たり前なのです。文法を完全否定するのはあまりに馬鹿げている。だってここは日本です。日本では英語を日常語とする機会はほぼ皆無なのですから。ネイティブ・イングリシュ・スピーカーでもないのに喋りながら覚えるは通用しません。小学生を過ぎてから英語を学ぶなら文法は避けては通れません。そして日本では中学の義務教育から文法を含めて英語を習うわけですよね。その事実をすれば前者は正しい。ところがどうでしょう、高校を卒業したとしても私は英語など全然分かりませんと言い出す人達が出てくるのですよ。だったら今度は後者が正しくなる。例えば今中学3年生に「in」や「on」の品詞を尋ねてどの程度答えられると思います?40人クラスで多分10人もいませんよ。だって学校で教えていないのですから。多分30代、40代の世代はこれを聞いたら驚きますね。でも本当なんです。喋る事に重点を置いた学校英語は喋れるための授業を強化した?…ではなくて、単に文法を削ってしまったのです。TOEICの世代別平均点などを調べれば明らかに今の10代、20代の世代の英語力が劣っているという統計が出ていますよ。もしそうだとすれば、今度は世代別性善説・性悪説になっちゃう。(きりがありませんね。)

まあ、責任の所在は明らかです。文法の是非というのも見当外れなのです。実際問題として大変な思いをするのは文法を教えて貰えなかった世代ですね。ただでさえ英語を使わない日本で、しかも文法の知識無しで英語を習得しなきゃならない…。それって、不可能って事ですよね。

August 20, 2005

the fall of Freddie the leaf

"I won't die!" said Freddie with determination. "Will you, Daniel?"....
"I'm afraid to die," Freddie told Daniel. "I don't know what's down there." "We all fear what we don't know, Freddie. It's natural," Daniel ressured him. "Yet, you were not afraid when Spring became Summer. You were not afraid when Summer became Fall. They were natural changes....

The first snow fell the following morning. It was soft, white, and gentle....
At dawn the wind came that took Freddie from his branch. It didn't hurt at all. He felt himself float quietly, gently and softly downward. As he fell, he saw the whole tree for the first time. How strong and firm it was! He was sure that it would live for a long time and he knew that he had been a part of its life and it made him proud....

He closed his eyes and fell sleep....

"the Fall of Freddie the Leaf" Leo Buscaglia
click hereLeo Buscaglia/The Fall of Freddie the Leaf: A Story of Life for All Ages
数日前この本を見つけました。今でも言葉の部分部分を思い出す度に、知らないうちに涙があふれてきます。

the world of Leo Buscaglia
http://www.buscaglia.com/
The Fall of Freddie the Leaf
http://www.buddhistinformation.com/fall_of_freddie_the_leaf.htm

で、こんなきれいな引用の後で何なのですが、郵政の民営化って言うけど、今のNTTの何処が民営なの?JRの何処が民営なの?ガンガンにお国に守られた会社でしょ。

May 18, 2005

Practical English Usage

click here Michael Swan/Practical English Usage
良い本見つけました。英語で書かれた英語の語法です。本屋で見たときは4000円もして、ちょっと高すぎと思ったのですが、アマゾンなら約3000円で手に入ります。英語を学ぶのに全部英語で書かれた洋書を使うのは正解です。何と言ったらよいのか、まず気持ち的に違うのですよね。日本語についつい甘えなくていい。で、英語の感覚でそのまま伝わってくる。多少下地は必要かもしれないけど、正直英検3級~高校中級程度でなんとかなるのじゃないかな?自分の場合はこの他にもBarron's series の”How to prepare for the TOEFL”とか使ってます(留学の予定とか無いのだけど何故かTOEFL?)。いやほんと、英語を学ぶに洋書テキストはお薦めです。

最近なかなか更新出来ませんでした。反省・・・。

May 10, 2005

Faust

風のそよぎ、ほの暖かく、緑につつまれし野辺に満ち、黄昏どき、甘き香りと、霧の狭衣(さごろも)を呼びおろせば、いましら楽しき平和を声低くささやき、心をゆすりて稚児の熟睡(うまい)にさそえ。かくてこの疲れたる人の眼に、一日の門の戸をとざせよ。

夜は早や地上にくだりぬ。星と星とは浄(きよ)く寄り添い、大いなる光、小さき火花、近くにきらめに、遠くに輝く。ここ、湖に映りてはきらめき、かしこ、澄める夜空には輝く。おおどかに照りわたる月影は、ふかき憩いの幸を護れり。

いく時か早や過ぎ去りて、悩みも幸も共に消えぬ。予(あらかじ)め知れよ、汝は癒えなん。新たなる夜明けをたのめ。谷々は緑し、岡は高まり、茂る木立もて憩いの陰をつくれり。しろがねの波と揺るるは、とりいれを待つ穀物の穂ぞ。

汝(なれ)が望みを相つぎてはたすべく、いざかの朝の光を仰げ。汝はただ軽やかに捕らわれしのみ、眠りは殻なり、脱ぎすてよ。世の人みな臆しためらうとも、雄々しく起ちて事をなせ。ことわり知りて疾(と)く手を著(つ)くるすぐれし人のなしえぬことあらんや。

ゲーテ・ファウスト より 相良守峯訳(岩波文庫)

今回は「ファウスト」よりゲーテの詩です。自分の一番好きな部分です。
So it doesn't matter. I don't give up. I'll try again!

April 30, 2005

American junior high school textbooks

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アメリカの中学教科書で
英語を学ぶ/林功

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アメリカの中学教科書で
英語を学ぶ(続)/林功



これは今自分が教科書(自分用)に使っている本。自分のレベルにとっては今のところ最適。とは言え、日本の中学校教科書を思い起こせば、いちを修辞的には義務教育の最終段階で、世間に通用するレベルなわけだから、それはそれでいいかなって思う。単語を覚えるにしてもただ意味も無く暗記ではなく、こうして学体系の専門用語として出てきてくれたほうが覚えやすい。歴史、国語(英語)、理科などは読み物としても面白いし、数学はなるほど、アメリカの数学ってこんな感じなんだなんて多少驚く(レベル的には日本に比べるとちょっと低いか)。本当は難しい数式の言い方とかもっと出てきてほしかったのだけど、仕方ない。
ちなみに(n-2)×180゜は"bracket n minus two close bracket times one hundred eighty degrees"と言ってました。parenthesisでなくて良いのかな?

もっと詳しく数式の読み方とか知りたい方はこちらをどうぞ。
http://english-cafe.net/math/math02.htm
それから学術用語(主に理科系)の英単語検索はこちら。
http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi

本当は数式の言い方とかもっと突っ込みたかったのだけど、ホームページ上に数式を書く事自体面倒なのよね。分数とかルートだとか。htmlでも何でもいいからもうちょっと普通に書けるようにならないのかな。

April 9, 2005

FAQs about English Grammer

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なるほど英文法Q&A
松崎博・Nathan Long

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3パターンで決める
日常英会話ネイティブ表現
小林敏彦


だんだん英語ブログのようになってきた。いやいやなりたくともなれないから大丈夫。自分、英語の細かなグラマーかなりいい加減ですから。でもそんな自分にも役に立ってくれるであろうのが上の二冊。原則的な文法本でなく、ネイティブだったらこうだというのが判る。さらには文法本に在りがちな曖昧表記でなく、Q&AでズバリOKかOKでないかで答えている点が有難い。今まで曖昧にしていた部分をもう一度確認し直せるので、空いた時間の読み物としてもいいと思う。それにしても、最近はネイティブの表現を確かめられるこの手の便利な本がたくさん出ていて羨ましい。自分らが英語を勉強していた時は何だかかしこまった本ばかりで、「本当かよ、こんなの覚えて役に立つのか」なんて疑念を持ちながらも、それしかないから仕方なくやっていた・・・のを思い出す。ただ注意しなくてはいけないのは、こんな本ばかりを読んでいて間違いを恐れないこと。一般動詞やbe動詞、複数やaやthe、いざ話す時、自分のミスを気にしていたら会話は止まってしまう。あなたは日本に来ている外国人に完全な日本語は要求します?だからまずは細かな文法より、ちゃんと英語で自分の意志が伝えられるのが大切。

March 4, 2005

odd John

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Olaf Stapledon/odd John and Sirius

本の紹介です。昔、「オッド・ジョン」は早川文庫から出ていたのだが、今では絶版になってしまった。廃版の裏には当局か、どこぞの馬鹿官僚の陰謀が絡んでいるように思えてならない。何故なら、これはそれだけの内容を持った本。別に荒唐無稽のSFと解してもらってもさしつかえないのだが、中身は実に哲学的。オラフ・スティープルドンはもともとはSF作家ではなく歴史学者。H・Gウェルズやアイザック・アシモフより、ちょと古い時代の人間、ということはサイエンス・フィクションなんてジャンルは無かった頃の単なる小説だったわけだ。ん~、indifferentな諸君が怖がるのも無理もなかろう。

December 31, 2004

Susan Sontag

先日スーザン・ソンタグが亡くなってしまったそうです。知らなかった。ねー、政治家って本当に必要なの?なんでアホのブッシュだとか、小泉だとかに勝手な事されなきゃいけないわけ?国って単なる概念なのよ。その上に個がへばり付くのはおかしいよ。根の文化や伝統とは別の世界だと思うのだけど。戦争って、へばり付いた個が起こしている。

susan この時代に想うテロへの眼差し/スーザン・ソンタグ

スーザン・ソンタグの他の著作
反解釈
他者の苦痛へのまなざし
styles of radical will

December 23, 2004

Andy Warhol

warhol

Greetings From Andy (Warhol): Christmas At Tiffany's

ウォーホウルは画家ではなかったのだけど、イラストレーターとしては超一流だった。日本で例えれば位置づけは、山本容子や池田満寿夫みたいなものだと思う。そう、版画家という感じ。自分の場合どうしてもウイリアム・バロウ(何故?)とイメージがダブってしまって、どうも馬鹿っぽいかな、なんてついつい思ってしまったりするのだが、とんでもない。この画集をみればそんなイメージ吹っ飛んでしまう。もしあなたが本当にきれいな物が好きなら、ティファニーなどに興味があるなし関係なく迷わず買いの一冊。クリスマス・モチーフが主に描かれているのだが、それ以前にセンスの良さで圧倒される。くだらないブランド物なぞ買うお金があるなら、その前に本当のセンスの良さを知った方がよい。残ったお金はイラクやアフガニスタンの子供達にドネイトしてください。

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