ダヤン
物凄く良い内容なのにいつの間にか廃版にされちゃう本ってあるのですよね。単に売れないから?まぁ良書に限って売れないという事実もあるでしょうけど、何かもっと大きな裏があるような気がしてならない・・・。以前、文部省の元官僚の女性に直に聞いたのですけど、やっぱ検閲ってあるらしいですよ。多分今の日本では最初から出版させないなんて出来ない筈。だから徐々に徐々に出版社に何らかの形で圧力を掛けていく、のじゃないかな?で、なるべく歴史から消え去る方向に持って行く。
例えば羽仁五郎の本なんて、もうどの書店にも置いてない。置いてないのではなく出版されていない、が正しいかな。社会主義がへたれたからではないでしょう。だって学術的にはそんなの関係ない。多分あの人が書いた「文部省廃止論」が決定打だったのでしょう。他にも社会主義関係で知らぬうちに消された本は数知れない。
それからこれも聞いた話なのですけど世界的に危険図書の一覧とか存在しているようです。公序良俗に反するとかそれを読むと犯罪の元になるとか、そんなレベルのものではありません。例えば日本の作家では鈴木大拙とかが入っているらしいです。要するに真実に近づき過ぎてしまった内容、を持つ本です。勿論、真実なんて誰も知りませんよ。でも真実には真実の匂いがある。それが濃厚な程、嘘で固めた権力サイドは恐れるのです。メジャーな哲学者の著作が消えることはないですよ。だいち難解な哲学書の場合、それを理解出来る権力サイドは殆どいない(笑)。でも真実に物凄く近づいた本が必ずしもメジャーとは限らないし、しかも物語だったら比較的分かりやすい。そういった中で目立ってしまった本が真っ先に消されて行く運命にあるのかな?
例えば以前このブログで紹介したオラフ・スティープルドンの「オッド・ジョン」。単なるSFの筈なのだけど、しかも凄く面白いのに、かなり入手困難です(洋書なら入手出来ます "Odd John")。あるいはミルチア・エリアーデの「ダヤン」。こちらもかなり面白い。でもいつの間にか手に入らなくなってしまった(全集に入っています 「エリアーデ幻想小説全集〈3〉1974‐1982
」)。どちらも単なる物語ですよ。ただし、読んで貰えば判るのですが真実の匂いがプンプンするんですよ。若い人だったら多分頭をガンとやられる筈です。で、世界にはその真実の匂いを怖がる人達って物凄く沢山いるんですよ。
検閲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E9%96%B2
妄想かな?でもこの世の中、こちらがついつい妄想をしなければいけない程嫌な動きをしてくれる・・・というのも確かなことです。













