開放系・閉鎖系
このタイトル、なんのこっちゃ?ですが、英文法のことです。最近の英文法の体系として「開放系」「閉鎖系」という分類の仕方があるのです。これって日本語にも応用できるし、実は比喩的に「社会一般の在り方」にも通用するかな、なんて思い書いてみました。従来、英文法の単語の分類はわりと根拠無く?8品種(だって助動詞や冠詞、疑問詞はこの8品種に含まれていません)ということになっていたのですが、こちらはさらに大雑把です。分け方は単純明快で、言葉数が無数にある品詞を「開放系」、数に制限があるものを「閉鎖系」とします。
詳しくはロングマン「Longman Grammar of Spoken and Written English
」をお読み下さい。
開放系→名詞・動詞・形容詞・副詞
閉鎖系→代名詞・助動詞・前置詞・接続詞・冠詞・疑問詞
で、これを見ると気づくわけですが、「開放系」の言葉は意味内容を持った言葉すなち「内容語」で、「閉鎖系」の言葉は意味よりは文をまとめる役割の強い「機能語」ということになるわけです。
例 A man has choice to begin love, but not to end it.分かりやすいでしょ。ちなみに「開放系」が多く使われている文は日常会話です。逆に「閉鎖系」が多く使われるのは学術論文やニュース記事ということになります。で、結局、文というのは「開放系」だけでも「閉鎖系」だけでも成り立たないわけですね。内容を表す言葉と、それをまとめる言葉によって成立する。きっと社会ってのも、こんな役割分担から成り立っているのでしょうね。(あれ?もう結論になっちゃたかな?)世の中、多彩な意見、内容が数限りなくある。でもそれを単なる一意見ではなく、形として成り立たせるには機能語(機能を有する人達)が必要。でも、もしかりに機能語が勝手に働きだして、「しかし」と言うところを「そして」なんて変えられちゃったら、意味としてはまったく逆になって、非常に困ったことになる。さらには、その役割分担がずっと同じ一個人で続くというのも、ちょっとまずい。だって「The Times They Are A-Changin'~」だし「諸行無常の鐘の音(中略)盛者必衰の理をあらわす」個人も時代も変化するのだから。
(人は恋をはじめる自由は持っているが、勝手にそれを終わらせる自由は持っていない。)・・・(>なんでこんな例文出してしまったのだろう?)
上記文を「開放系」「閉鎖系」で単語分類すると「閉」「開」「開」「開」「閉」「開」「開」「閉」「閉」「閉」「開」「閉」となります。



