working class hero

Working Class Hero: The Definitive Lennon
working class hero
"a working class hero is something to be..."です。ジョンのベスト・アルバムが知らないうちに発売されていました。中味は…いい選曲だと思います。普通ベストに入る事は無い"Gimme Some Truth"とか"Out of the Blue""Intuition"とかも入ってたりします。でも面白いのがこのアルバムのタイトル。多分オノ・ヨーコが決めたのだろうけど、敢えて今この時代に"working class hero"を持ってきたんですね。更にはジャケット背景の黒も何だか暗示的です。要するに空想的な方向を短絡に示すのではなく、もっと現実をシビアに捉えるべきだ…そんなメッセージが伝わって来るような気がしてなりません。
東西の共産主義vs.資本主義の構図は消えても、グローバリズムを含めて南北の格差はいっこうに縮む気配は無いし、宗教的な対立も大きく立ちはだかっている。世界の未来像は暗たんたる霧の彼方…という感じなんですよね。確かにワーキング・クラス・ヒーローなんてもう在り得ないのだけど、阿呆な政治家や経済学者が「差別化」だの「ストラトジー」だの恥かしげも無く使う姿よりは余程ましな気がします。「人生、戦略だ」「人生、勝ち負けだ」って本気で思ってる連中、実に哀れです。だって勝ち負けと考える限り、必ずいつか負けは訪れるのだから…。あるいは負けぬが為にその人間は一生他の人間に粛清を行い続けるのでしょうか。

Mark Bolan & T.Rex/Billy Super Duper









