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November 30, 2005

running on empty

click hereJackson Browne/running on empty
running on empty
非常に回顧的な一枚です。これが自分の知っているアメリカなんですよね。アメリカってこうであって欲しいんです。単にあの頃自分は無知で、世の中をよく知らなかっただけかな。でもブルース・スプリングスティーンだって筋肉モリモリじゃなかったんですよ。クラシック・ロックなんて言葉は無かったし、アメリカンという言葉はそのままイージーライダーの世界と直結できたのです。多分自分が「人間はいつか分かり合えるものだ」と勝手に幻想を持っていただけなのかもしれない…。
"Looking out at the road rushing under my wheels..."とかブルース・スプリングスティーンの"down to the river and into the river we'd dive..."とか、今だにあの頃の思い出と共に頭の中を流れます。

それから回顧といえば不思議なものです。確かに今まで色んな人間関係があった。自分が人に迷惑をかけた場合、迷惑をかけられた場合…。でも迷惑をかけてしまった人のことは今だに思い出す。

November 26, 2005

pollock

アルコール中毒で自爆した人間(Jacson Pollock)のドローイングです。描き方は…線を止めたらお終いです。頭の中に少しでも理知が入り込んだらお終いです。 人はよく「子供が描くような絵」「純粋な絵」「誰でも描ける絵」と色々な言い方をするわけですが、大人になってもこんな絵をずっと描き続けることが出来ると思います?頭の中の理知を外すことがそう簡単に出来ると思いますか?自分だったらそんな方法は選びません。多分それを続けようとすることは死ぬ以上に苦しいかもしれない。いやいや、批判しているのではありません。余りに素晴らしすぎるから言っているのです。もし彼の絵の虜にされたら画家としては死を意味します。絵を描くやいなや視野の周辺に彼の亡霊が毎回あらわれることになる。ん~経験済みだったりして。「全ての線は無意味であれば無意味である程価値を持つのです。」例えば子供の描く絵、どんな画家だって超えられないでしょ。残念ながら彼が描く絵は誰が描くものよりも純粋です。

November 24, 2005

matisse

昨日美術系のブログを回っていたら素晴らしいデッサン見つけました。自分が師と仰ぐマティスです。いや、これだけスキッとしたデッサンが描けるのはピカソかマティスかだけです。マティスといえばもっと単純化された線だけのデッサンは多く見られるのですが、こうして明暗をつけた立体的なものにはそう簡単には巡り会えません。一部、線の描画は既に確立された部分があるので初期の習作というよりは、中期の簡略化の線描写に傾倒する過程のものと考えた方がよさそうです。それにしても素晴らしいです。だって足とかちゃんと描いてないんですよ。なのにしっかりそこに存在が感じられるでしょ。女性ヌードフォルムの美しさがしっかり表されている。多分見た通りの忠実な写実ではないですね。かなりデフォルメしている。バランスから考えて胸とかもこんなに小さいはずがない。不必要な部分は削って、必要な部分を強調して、ちゃんと絵画としての成立を目指している。何でもいいから描き込めばいいってもんじゃないんですね(自分に言ってます)。(ついでに人の事も言っちゃうけど、)指で画面を撫で回してみたり、ハッチングだとかの細部に拘る下らない美大受験デッサンを描く人たちにもちゃんとお手本にしてもらいたいですね。

November 23, 2005

photosynthesis

実はつとに感じていたのだけど、やはり人間も「光合成」しなきゃダメなんじゃないでしょうか?

確かに自然回帰で、人間はこの地球の一部とみなし、出来るだけ自然に沿って生活しようという意見も分かるのですが、実質もう人間は食物連鎖の枠からは完全に外れていますよね。人間は自然を支配してしまった。生産者(緑色植物)、消費者(草食、肉食動物)、分解者(菌類)、理科で習いましたよね。いくら消費者に納まろうとしてももう無理があるのです。このまま曖昧な存在で自然を破壊するのではなく、別枠ならば別枠として完結できる活動を行うべきなのじゃないでしょうか。確かに農業や畜産という手段を使って人間はそれを行ってきました。でもそれらにはきちっとした無機物循環の計算式はなかったですよね。結局、地球温暖化にしても食糧問題、ゴミ問題にしても人間にどのような危害があるかという、その場しのぎの泥縄的対処しか成されていないわけです。そうではなく元の体系から考えれば問題自体が発生する必要はないのに。人間もコンピューターも充分にそれを計算できる進化をしているはずですよ。

国と国との問題?お金の問題?いやいやそれらは本当に小さな問題です。細部を追っていったら画家は絵を描けません。大きな眼で見て調和を捉える能力それが一番大切なのです。

November 22, 2005

the miracle of creation

ここでちょっと英語の勉強かたがた、

Our species is the only creative species, and it has only one creative instrument, the individual mind and spirit of a man. Nothing was ever created by two men. There are no good collaborations, whether in music, in art, in poetry, in mathmatics, in philosophy. Once the miracle of creation has taken place, the group can build and extend it, but the group never invents anything. The preciousness lies in the lonly mind of a man. (John Steinbeck)
受験英語のテキストから抜き出しました。確かに「大切なものは人間の孤独な心に横たわっている」のでしょうが、個々の中に「横たわる」それって本質的には大して変わるものではないような気がするんですよね。それらを追究するのは構わないのだけど、芸術や音楽に関しては、物凄く本質に近づいたものほど実は千差なくなる。それに着色やヴァラエティーを与えるのがグループ(で作られた音楽)であり、外界からの影響ということになるのではないでしょうか。自分の感覚で言うと創造のミラクルはむしろ外界との接触という偶然性にあるような気がする。個々の修練は成されて当然のものであり、それを超えた部分が実質そう簡単には得られないものであり、自分が今現在欲するものであったりする。ルネッサンスはギリシャと、印象派は浮世絵と、キュービスムはアフリカと出会ったのです。必然性は分かりませんが、例えばキュービスムが記号論を使ったなんて解釈よりは余程わかり易い。

November 21, 2005

jazz

click herequeen/jazz
jealousy
dead on time
最近…今頃になって気づいたのだけど、「絵を描いてリラックス」なんて絶対あり得ない。…描いているとガンガンに興奮してくるのです(変な意味じゃありませんよ)。絵を描いて、さて疲れたから寝ようなんて思ってもその後3,4時間は眠れません。自分の場合だけかな?確かに作業としては「静」なのかもしれないけど、頭の中は物凄く動いている。覚醒なのですよ。

で、興奮といえば、このアルバム。興奮させてくれるんですよね。(自分だけかな?)この前も何気に車の中でかけたら、ついついヴォリュームを上げ本当は20分で帰れる道のりをわざわざ遠回りをして40分かけて帰りました。けっして安全ではないのでお薦めしませんが、興奮なんですね…これが。昔このLP買った時、ポスターがおまけで付いていて、そのポスターが何故か大勢の全裸の女性達が自転車レースをしているというものだったんですよ。その時思いました。…なるほど、これがクィーンなんだって。というか異常でしょ?今の時代ではさ程大した事ないのかもしれないけど、当時思春期の自分には衝撃でしたよ。その感覚はエロスというよりはむしろナンセンスに近い。基礎の部分をクリアした人達が集まるとこんなことも出来るんだな、っていうアルバムです。で、基本的にはROCKです。ロックを媒介としているから個性がぶつかり合うだけでなく、調和が得られているのですよね。

"dead on time"って曲、「死にたくなったらdead on time」って聞こえますよね?鬱の中年男性は聞いてはいけない曲です。本当は"Shake that rattle gonna leave on time"と歌っているんですけどね。

oranges

切り取ったばかりのオレンジを描いたのだけど、描いてるうちにどんどん葉が垂れてきているのを悟り、慌てて6Bの鉛筆でさくっと仕上げてしまいました。生ものを描くときはたいへんです。毎回こんな事ばかりをしています。

November 17, 2005

persimmons

どうもこの季節ついついdepressedな気持ちになっていかん。昼の時間がどんどん短くなって、朝夕は寒いしね。なんだか寂しいんですよね。…松井は4年62億円だしね。(いや、これは関係無かったか…。)

November 12, 2005

nehan

カーステレオ付け替えました。何故か知らないけど勝手にturn onしてくれるようになってしまったのです。しかもその時の気分次第でラジオを選んだりCDを選んだり、私がじゃないですよ。カーステレオが、です。そんなのおかしいでしょ。電子機械が勝手に意志を持つな!って言うの。でもって3000円の取り付け料ケチって自分で取り付けました。今度は大丈夫。勝手に意志は持たせません。でも車関係の修理費、維持費おかしい事沢山ありますよ。たったあれだけの配線で3000円も取られる。(安い所でです。普通なら7~8000円取られる)5分の仕事ですよ。技術だの知識だの言えるものではありません。例えば絵描きが絵を描くのにどれだけの時間と技術を必要とすることか!くらべたら泣きたい気持ちになります。更には…大体、あの免許書換え時の交通安全協会って一体何?まったく無意味な警察の天下り機関です。あんなの絶対お金払わない方がいいですよ!
ということで新しいカーステレオで最初に聴いたのはこれね。涅槃です。

click herenirvana/nevermind
lithim

November 9, 2005

ugly

これは前々から思っていたのだけど、今日車を運転していてさらにはっきりしました。日本から無くなってほしい物。それは、「電柱」「中学生の体操着」です。どうにかならないかな~。実にアグリです。

電柱って都市によっては計画的に無くしている所もあるんですよね。そういう場所に行くと分かりますよ。電柱が在ると無いとではどれだけ町の景観が違うか、要するに在るとどれだけスカッとしないかということです。当たり前のように在って、当たり前のように景観をぶち壊しにしてくれている訳です。本当にこうも電柱って必要なんでしょうか?昔は木だったからまだましだったけど、コンクリートの電柱、本当に不自然です。確かに無計画という理由もあるのでしょうが、通りの角に乱立する看板群しかり、本当に日本人の美に対する無頓着さを物語っています。

そして中学生の体操着、見ていてなんだかブルーな気持ちになっちゃう。この国は北朝鮮とあまり変わりがないのでは?あれを見ていると中学生って日常とは違う隔離された場所で生活しているのでは…と感じてしまう。何だか別世界なんですよね。違う秩序と生態系がある。(と、いうか私は普通の人より多く彼らに接する機会があるので、確実にそのようなものが在ると断言できてしまいます。)しかも中学時代は思春期の一番微妙な時期なのです。フォーマル時以外の学生服でさえ検討すべきなのに、あれはないでしょう。大袈裟でなくアイデンティティーの形成に支障をきたす。多分あの体操着を無くすだけで不登校の半分は減らせるな。学校関係者にとっては管理し易い、或いは親にとっては便利だというのがあるのでしょうが、アイデンティティーの形成ってそういうものではないですよね。実利を追求するだけの人間ではダメでしょ。社会的人間を作るということは、画一的人間ということではなく、集団の中にあったとしてもしっかりした個(自己)を持つ人間を作るとならなければいけない。それから平等というのは管理の中で同じものを与えるではなく、満たされていない者がいた時その人間に同じ機会を与えるというふうに成されるべきものなのです。

November 6, 2005

aerial

click here

Kate Bush/Aerial
http://www.katebush.com/video/king_of_the_mountain/index.php

「癒し」だとかヒーリング・ミュージックだとかいう言葉を以前よく耳にしたが、ただのBGMで音楽を聴くのって得意ではない。感覚としてはデザインと絵画の違いのようなものだろうか。生活を潤すためただ傍に置いておくがデザインだとすると、生活者に助言を与えその人生にまで立ち入ってくるのが絵画ではないかと思っている。そして当然だがそれらは享受すべくコンテンツを有する。

ということで単にBGMでケイト・ブッシュを聞く人っているのだろうか?当然いるのだろうな…。多分そういう人って最終的には彼女に対して嫌悪感をいだくのではないかと思う。これって「結婚」とかにも似ているな。男対女の組み合わせでみれば誰でも結婚はできる。しかし人間対人間の組み合わせでみると両者のコンテンツが伴わなければ結婚には踏み切れない。ま、要するにケイト・ブッシュは「聴く側が選ぶ」のではなく、「聴く側を選ぶ」音楽です。

roses

鉛筆デッサンむずいです。色でごまかせないし、筆跡でもごまかせない。根本的に色面で見る能力と明暗を見る能力とは使う脳の場所が違うのかも。葉や花びらにも肉感的な厚みはあるんです。色面派にとってはそういう部分の表現こそが大切なのだけど、・・・出来てない訳です。

November 5, 2005

the right thing to do

click hereCarly Simon/no secrets
the right thing to do
さっきセブンイレブンに行ったら、なんとipodとか「3000円分ダウンロード」とかそんなのまで売っているんですね。驚きました。更には駐車場に車を止めたブラジル人は携帯で「ソレジャ、アス、オウカガイシマス・・・」なんて流暢な日本語話してるし(しかも箸で弁当食べながらです、というかそれって自分の住んでいる場所では至って自然な光景なんですけど)、時代は変わってきてるんですね。自民党は一生懸命「小さな政府」とか言ってるけど、正直自民党も公務員さん達も50年遅れているんですね。

で、今回はカーリー・サイモンです。何故か無性に聞きたくなってCD屋さんに探しに行ってしまいました。でもカーリー・サイモンなんて今何処にも置いてないんですね。カイリー・ミノーグってのはあったな(それって誰だ?)。ついでに気が付いたのだけどT.Rexが何処のCD屋にも無いのですよ(たんにそういう時期なのかな?)。なんだか日本のお粗末な文化形態を物語っていますね。売れ線だけを店頭に置くつもりなのだろうけど、実際は売れ線とか定番とか分かる人間って殆どいないんでしょう。

これはカーリー・サイモンの72年のアルバムです。全体としては当時の夫のジェイムス・テイラーの影響が非常に濃いです。何故かこの"the right thing to do"が無性に聞きたくなっちゃったんですよね。それからこのアルバムからは"you so vain"というミック・ジャガーと隠れて一緒に歌っている曲がヒットしました。しかしこの70年代の初めって本当に良い曲、良いアルバムが沢山出ているんですよね。イギリスからはグラム系のデビッド・ボウイやT.Rex、ソウルからはアル・グリーンやマービン・ゲイ、スライ・アンド・ファミィリー・ストーン・・・さらにはエルトン・ジョン、ニール・ヤングやキャロル・キングのようなシンガーソングライター系の人達・・・きりが無い。60年代中期から後半まではビートルズ一色だったから、その反動もあるし更には録音技術の進歩もあるしで、アメリカを中心に今まで隠れていた人達が一気に世に出てきた、そんな時代だったのかもしれません。

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