matisse
昨日美術系のブログを回っていたら素晴らしいデッサン見つけました。自分が師と仰ぐマティスです。いや、これだけスキッとしたデッサンが描けるのはピカソかマティスかだけです。マティスといえばもっと単純化された線だけのデッサンは多く見られるのですが、こうして明暗をつけた立体的なものにはそう簡単には巡り会えません。一部、線の描画は既に確立された部分があるので初期の習作というよりは、中期の簡略化の線描写に傾倒する過程のものと考えた方がよさそうです。それにしても素晴らしいです。だって足とかちゃんと描いてないんですよ。なのにしっかりそこに存在が感じられるでしょ。女性ヌードフォルムの美しさがしっかり表されている。多分見た通りの忠実な写実ではないですね。かなりデフォルメしている。バランスから考えて胸とかもこんなに小さいはずがない。不必要な部分は削って、必要な部分を強調して、ちゃんと絵画としての成立を目指している。何でもいいから描き込めばいいってもんじゃないんですね(自分に言ってます)。(ついでに人の事も言っちゃうけど、)指で画面を撫で回してみたり、ハッチングだとかの細部に拘る下らない美大受験デッサンを描く人たちにもちゃんとお手本にしてもらいたいですね。



